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【書評】ちきりんさん「マーケット感覚を身に着けよう」は現代を幸せに生きるのに必須の力である

 

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 どうも、タコヤキです。

 今回の書評はちきりんさんの「マーケット感覚を身に着けよう」です。

 

 ニートの人でもサラリーマンの方でも、これからの時代を生きていく人たちには絶対に読むべき本です。

 仕事を決めるにも参考となりますし、今後の人生でも大切になるであろうことが書かれています。

 難しい専門的なマーケティングの話ではないため、ぜひ読んでみてください。

 

 ちなみに、ちきりんさんは日本で最もの人気のブログを書いている社会派ブロガーさんです。ちきりんさんはどんな方から知りたい方はこちらからどうぞ。▼(wikipedia より)

ちきりん - Wikipedia

 

こんな人におすすめな本

・これから就職活動や進路を始める学生

・転職を希望している人

・全日本人

 

スキルよりも「マーケット感覚」という力

 

 この本のタイトルとなっている「マーケット感覚」。これは一体何なのか。

 簡単に言えば、「市場を見極める力であり価値を見極める力」だと僕は思います。

 僕の解釈ですが、彼女を探しているA君を例にして説明してみます。


 A君をどの環境に置けば彼女ができるのか。

 例:A君はキモオタで年収と学歴は平均的の場合

 

 合コン→不利すぎ。イケメンや外交的な人が多い。顔重視?。平均的なスペックもそこまで評価されないかも?

 

 オタサー→似たような趣味。平均的なのも安心材料になり得る。

 

 A君はどっちの環境でがんばった方が彼女ができやすいでしょうか。

 ほとんどの人はオタサーの方が彼女できるんじゃないの?って思いますよね。

 これは市場2つの市場である「合コン」と「オタサー」じゃ価値があるものが違ってくるのです。

 

 合コンでは街で遊び慣れているような人が強いですけど、オタサーだったら似たような趣味がある人の方が強い。つまり価値が高いということ。オタサーという環境(マーケット)の方がA君の価値は発揮されやすいということです。

 

 ここで重要となるのは、この市場がどのような価値を求めているか?ということです。マーケットではこの価値を強く求められます。A君がオタサーというマーケットで彼女を作るのに求められるのは、A君のプロフィール、材料が重要です。

 

 ・どの材料をマーケットは重視しているのか?

 ・材料の価値の大きさはどのくらいか?


 上記のような判断を主観と客観の両面で捉えていくのが「マーケット感覚」です。

 自分にあった、価値が出るフィールドの選択。マーケット感覚をそれらを見極める力だと思います。

 

 もし自分の価値が評価される市場に身を置けば、自身の元のスペックより大きく評価される可能性があります。

 或いは元のスペックを引き上げる。反対に他のマーケットだと元のスペックよりも評価がが下がってしまう可能性も!


どうすればマーケット感覚を鍛えられるのか

 

 結論から言えば、家の中からでも始められると思います。

 例えばSNSで家事に関するちょっとした情報や、個人の生活と紐付いたリアルな経験を発信して人気になり、収入に繋がった例はたくさんあります。

 これは、大きな組織では捉えられない個人の緻密でリアルな経験がネットで見える化したからです。

 企業では捉えられなかった、人々が欲していた小さな問題などの解決作が個人のSNSやブログで見える化されたので、価値が生まれ市場が形成されたのです。

 

 このようにSNSでフォロワーを集めたりするのも、マーケット感覚を鍛えることはできると思います。この場合、お金のことはひとまず置いといて嘘をつかずに誠実にやるのが良いです。信頼性が一番重要となるので。

 

家族に商売をしてみては?

 

 これは自分の経験ですが、家族に商売をしてみるのもいいです。
 なぜならニーズも聞きやすく、手軽だから。
 お金に関しても考えなくてもいいのも魅力。

 フィードバックがすぐに貰えるのもでかい。

 

例:ITが苦手な両親

 

 機能が高く、扱うの手順が複雑だとITが苦手な人には扱い辛い。あまり使わなくなるかも。そういうITが苦手な人で実際に使っていて信頼のおける人物に教えてもらいたいというニーズがあります。

 

 この場合ですと、欲しているものの材料は、

 ・面倒な機能がないもの。
 ・シンプルで導入コストが少ない。
 ・見やすさと扱いやすさ

 これらをクリアしたような商品を選ぶと、価値が高いですよね。

 

 さらにはそれらの商品を与える人は、信頼性のおける人に紹介されたいという欲求が両親にはあります。

 そんな小さな市場で価値がでる人は、普段からスマホを触っている息子です。息子が勧めた手軽なIT商品はソフトバンクの営業が勧めた商品より価値が高いのです。

 

 このような小さな市場が身近にたくさんあります。

 

弱い者ほどマーケット感覚を鍛えるべき。

 

 グローバルなマーケットだと強者が強いが、ローカルだと弱い者ほど強くなることがあります。小さな悩みをグローバルや大手企業は積極的解決出来きず、手が回らないです。

 

 先程の例のように、ITが苦手な両親に最適な物を選んであげられるのは、ソフトバンクのアドバイザーよりも両親といつもいる息子。

 両親が何に困っているのか、1番把握できるのは普段一緒にいる息子ですよね。

 上記のような小さな人間関係、家族、SNS、友人関係で実験していく。そうすると、信用が貯まり市場が大きければ仕事にもつながります。信用で生存率も高まるはず。

 

 ネットとSNSで繋がった時代は、このような小さな市場から生まれるものが多くあるはずです。そしてそれは、大企業よりも弱い個人が見つけやすい。

 正社員や年功序列が崩壊した今、弱い者ほどマーケット感覚を鍛えていくべきだと思います。

 

マーケット感覚を鍛えた先へ

 

 マーケット感覚を鍛え、自分がどのマーケットでベストなのかを突き詰めていく。

 これらを繰り返すと、その人のベストな人生に近づきます。人生をより良くするにはこのマーケット感覚が必要だと僕は思う。

 

 要は、、、
 「自分はどこが1番生きやすく幸せに感じられるのかー。」
 ってこと。

 

 その人が1番価値を発揮できる場所を見つけてそこで活躍して貰えば、社会的にも1番良いしその人にとってもベターな形です。

 そうのような自分の価値を発揮できるような場所に置かれていけば全体の幸福度も高くなるのではないでしょうか。

 

 マーケット感覚はお金を稼ぐよりも重要な、「幸せになる力」にもなり得ると僕は思います。だから僕はこの本をこれからを生きる多くの日本人に読んでもらいたいです。

 ぜひ、ちきりんさんのマーケット感覚の本読んでみてください。

 

旅先やカフェで使いたい人におすすめ!「mujinaのPCスタンド」が安くて手軽に持ち運べて便利!

 
 どうも、タコヤキです。
 仕事でPCを使ってて、肩こりや腰痛に悩んでいる方いらっしゃいますよね。

 

 僕もその内の1人で何回も伸びをしたり、セルフ肩もみとかしてますww
 そんな肩こりを軽減するのにオススメなのがPCスタンドです。

  PCスタンドはキーボードを傾斜させる固定器具みたいなものですね。

 

 しかし、PCスタンドは大きいものが多いです。そのため外に持ち運びづらく、スペースをとってしまうという欠点があります。旅先やカフェでは使用できません。

 

「コンパクトなPCスタンドがほしい」

「旅先やカフェで使えるPCのスタンドはないの?」

「もう少し安いPCスタンドがほしい」

 

そんな欠点を克服したのがこの「(ムジナ)mujinaのPCスタンド」です!▼

 

 

mujinaのPCスタンドはこんな方におすすめ!

・旅先やカフェで使えるPCスタンドを探している

・手軽で安価なPCスタンドがほしい
・場所を取らないようなコンパクトのPCスタンドがほしい

 

 

 下の画像が実際に僕が購入したもの。

 めちゃくちゃコンパクトです。10センチくらいの箱で郵送されてきました。

 う〜ん。シンプルで僕好みや。

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 中身をだすとこんな感じ。めっちゃコンパクト!

 ちなみに、説明書とかは何もは入っていませんでした。

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 こんな感じで2つに分裂します。もちろん再び元に戻すことも可能。

 (なんかこんな敵ゲームにいるよね。主に横スクールアクションで笑)

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 そんなことどうでもいいので、早速マイPCにセッティング!

 画面閉じてますが、こんな感じです。すごい簡単にセットできます。

 面倒な組み立て作業とかは一切ありません。

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 はい。結構地味ですね笑。

 でも、実際に使った心地は良かったですよ!

 次から他のPCにスタンドにはないメリットを紹介します。

 

「mujina(ムジナ)のPCスタンド」のメリットとは?

・どんなPCにも対応できる!

 他のPCスタンドですと、対応しているPCのサイズをまず調べる必要がありますね。

 これがなかなか面倒くさいですし、古いパソコンとかだと調べるのも一苦労・・・。

 しかし、ムジナのPCスタンドは使っているPCのサイズを調べる必要は一切なし!

 

 これは楽だ!しかもスマホにもタブレットにも使用できます。

 シリコン製なので滑りやすいなんてこともありません。

・ポケットに入れられるレベルの軽さとサイズ!

 このPCのスタンド最大のウリが軽量さとコンパクトさです。

 ポケットに入れられるレベルでどんなところにも携帯できます。しかもめちゃ軽い。

 会社で使用するにも手軽に持ち運べますし、旅先やカフェで作業する時にも手軽に持ち運べて便利ですね。

 どこにも持ち運べてどこでも使用できる!しかも軽い!

 カフェや旅先でも問題なくPCのスタンドが使えちゃいます!

・冷却効果もあり

 このPCスタンド、冷却効果もあります!

 どうしても長時間作業しているとPCの熱はこもってしまいがちです。冷却効果があると、PCにも優しいのでグッドですね。

しかしデメリットもある

・角度が調節できない

 写真を見ればわかりますが、角度をキーボードの高さや角度を調節することはできません。人によっては扱いづらいという人もいるかと思います。

 しかし、人体工学に基づいて設計されているので、不快に感じる人は少ないのではないかと思います。実際他のレビューもそんなに合わないといった声は少ないです。

・失くしやすい

 小さいので失くしやすいです。ものをよく失くす人には痛いかも。

 収納できるようなガジェットケースを一つ買っておくといいかもしれませんね。

 このガジェットケースとかオススメです▼

 

まとめ

 「mujinaのPCスタンド」は、コンパクトで軽量なので持ち運びやすいです。

 旅先、カフェなど様々な場所でPCを使う方には非常に使いやすいですね。

 値段も安くてコスパが良いので、PCスタンドを使用したい方はぜひ検討してみてくださいね!

 

 今回は以上です。

ーそれでは、また。

 

 

【書評】西原絵理子さん著『この世でいちばん大切な「カネ」の話』。「カネ」は妖怪のようなものだと思った。

 

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 どうも、タコヤキです。
 今回は西原理恵子さん著の『この世でいちばん大切な「カネ」の話』の書評。

  ▼非常にお手軽な価格なので、ぜひ読んでみてください▼

 

 

 とにかくガツンとくる内容でした。

 投資とかの話ではないですが、お金の怖さやありがたみが存分に含まれた本です。
綺麗事のお金の話ではなく、投資で増やしたり節約する話でもない。

 

 お金の魔力。怖さ。ありがたみ。
 そんなお金の魔力にいかに人が惑わされ、翻弄されるか。


 お金に関する心構えを厳しい話で改めてくれる。そんな本でした。

 お金がない人も、お金がある程度ある人も読んでおいて損はありません。
お金に惑わされず、お金をコントロールして生きたい人は必読です。

 


ーー『この世でいちばん大切な「カネ」の話』はこんな人にオススメ!ーー
・お金に困っている人
・お金がたまらずすぐに消費してしまう人
・ある程度お金をもっている人

 

「貧すれば鈍する」はガチだと思った。

 

 本書では西原さんの家庭事情が赤裸々に描かれているが、これが生々しくて思わず目を背けたくなるようなことばかり。

 

 貧乏は人を狂わせることを改めて確認させられました。
 子供が稼いだ金を平気でギャンブルにつぎ込む親。暴力。酒。etc。

 

 貧乏ってのは人の理性を壊していく。映画「野火」で飢餓が人を狂気に駆り立てた。人は貧しくなり、腹が減って、先が全然見通せなくなると簡単に狂ってしまう。

 これは、今も昔も変わらないことだ。だから僕らは飯を食べなきゃならないし、お金を稼がなくてはならない。人として保っていくために。

 

 そして貧困は徐々に人の思考力を奪っていく。

 

 貧困に慣れすぎると人は考えることを止めてしまうことが多いのではないかと僕は思う。だから貧困ビジネスや詐欺商品なんかは思考力がない人がターゲットにされることが多い。

 

 貧困はそのようなハイエナのようなやつらをたくさんおびき寄せてしまうのかもしれない。実際にハイエナたちは子供に対しても容赦しない。恐ろしいやつらだ。僕らはハイエナから身を守るために勉強し、カネを稼がなくてはならない。そしてカネをコントロールしなくてはならない。

 

 貧すれば鈍するという言葉は真実だ。余裕がなくなってなにも考えられなくなってしまう。その状態だと、たとえ「カネ」があっても散財してしまう。

 

 そうして思考力が自然と落ち、悪い奴らにはめられたり自分で破滅してしまうような選択をしてしまうのかもしれない。僕らはそれを絶対に避けるようにするべきなのだ。

 

 僕らはカネをコントロールできるようになるべきである。

 

「貧困はループする」もガチ。

 貧困はループする。これも本当だと思う。


 僕の周りでも親が勉強に興味なかったり、お金に関して不真面目だとその子供も良くない方向にいっちゃってるケースが多い気がする。

 

 子供は親に影響されることは間違いない。親が「勉強はクソ」みたいな考えだと、勉強する好奇心や意欲が湧くことがなくなってしまう。逆に親が知的で文化的だと、子供もそれらに触れる機会が多いので興味を持ちやすい。

 

 上記のようなことを文化資本と呼ぶ。主観だがこれが貧困ループのタネといってもいいくらいだ。しかも人の能力は遺伝と環境で8割くらいが決定する。行動遺伝学ではそのような研究結果がでているのだ。▼

www.takoyaki-blog.com

 


 残酷だと思うが、文化資本などにより貧困はループすることは多い。
 そのループから抜け出すには並大抵のことではないはず。
 
 僕自身貧困といえるような家庭で育ったわけではないから、貧困家庭というのがまるで想像できない。非常に恥ずかしい話であることは百も承知だが、おそらく実際に経験しないと分からない苦しみだと思う。

 

 そこから抜け出すにはどうすればいいのだろう。
 逃げ場所のようなものがあればいいのだけど、現実はそう都合のよいものは中々ない。下手をすれば貧困ビジネスに取り込まれる可能性ある。本当に大変だ。

 

 僕はこれ以上貧困に関しては語れない。
 自己責任なんて死んでも言えないし、自分が生き方を説くことも論外だと思う。
 僕はこれ以上語れないのだ。

 

 ただ、貧困はなくなってほしい。ただそれだけを祈るのみであります。


改めて「仕事」と「カネ」について考える。

 

 西原さんの本を読んで改めて「仕事」と「カネ」について考えさせられた。
 まずは「仕事」について。

 

 僕自身仕事は好きではなく、ぶっちゃけニートになりたいとか毎日思っているほど。
 けど、最近はライターの副業をやって仕事もそこまで悪くはないと思い始めています。あんだけ会社に行くのが嫌だったのに、何故副業のライターはやっている時は夜遅くまで仕事ができるのだろうか。対して稼げてるわけでもないのに。

 

 西原さんは最後に「働くことが希望になる」とおっしゃっていました。
 今までの僕だったら意味不明で、反発していたと思う。
 けど、最近はちょっと違う考えになった。

 

 ライターが続けられる理由は、「自分が望んでやっていて自分でコントロールできるから」である。

 

 会社は嫌な時でも行かなくてはならないから、どうしても受動的になりがちだ。
 いつのまにか会社に行って給料を貰うことが当たりまえになり、もらえるカネが我慢料みたいになってしまっている。

 

 そして日本は多くの人がその我慢料としてのカネを貰うことに慣れすぎたのではないか?だから仕事は我慢するもの。嫌なものという印象が現れたのではないだろうか。
 無論、ブラックやパワハラが多いというのも、仕事は嫌なものという印象を生むのに一役買ってる。会社で仕事に前向きになれないのだ。

 

 けど、自分で選んで自分がコントロールしている仕事は思ったより悪くない。
 大変なところもあるが、自分で考えて自分で直接手を加える。さらにはお客さんの喜んでいる様子が身近に感じられる。これも大きい。


 これらはサラリーマンでは中々味わえない。それで得られる報酬とは我慢料ではなく、自分が望んで掴んだ「カネ」だ。お小遣い程度でも嬉しくないはずがない。

 

 今の僕にとっての「カネ」とは2通りだ。

 

 サラリーマンの我慢料としての「カネ」
 ライターとしての自分で掴み取った「カネ」

 

 後者のような「カネ」が増えるように仕事をしていきたいと今の僕は思っている。


結局「カネ」とは?

 「カネ」はどこにでもいて、なんにでも化けることができる不思議な存在だと僕は思う。強いて言うなら決して消えない妖怪のようだ。だから絶対に向き合う必要がある。

 

 時には人を化かし、人をはめる。
 時には人を助け、人を幸せにする。

 

 カネはそんな妖怪のような存在。
 カネをコントロールしようとは言ったが、それはカネと仲良くなろうという意味でもある。

 

 カネは札束だけの意味ではない。人との繋がりや知識だって資産というカネになる。
 現金が少なくても、人との繋がり(人的資本)が豊かなら死ににくい。

 

 そんなカネと仲良くし、味方に引き込むことが重要だ。
 そのためには他人を喜ばせることが一番いい。

 

 そうすることで「カネ」という妖怪が力強い味方になっていく。
 「カネ」とはそういう存在だと僕は思う。

 

まとめ

 西原さんの本は、僕にとってお金と仕事に関して改めて考えさせられるような本でした。それもハンマーで殴られたかのようなレベルで。
 少しお金使いが荒くなっている人や、お金がない人、お金で悩んでいる人はぜひ読んでもらいたい一冊です。お金についてしっかりと向き合って味方にしていきましょう。
 

お金に関する本は大原さんの本も面白いです▼

www.takoyaki-blog.com

 


 

 

 

 

【書評】たもさん「カルト宗教信じていました。」を読んだ。カルトとブラック企業は似たやり口をしてると思った。

 

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 どうも、タコヤキです。
 今回はたもさんの「カルト宗教信じていました。」の書評を書いていきます。

 こちらになりますね。漫画形式なので読みやすいです▼

 

 

 本書の内容はエホバに入っていた著者の体験談です。
 宗教の話なのですが、その人の心に漬け込むようなやり口はブラック企業と似ている点がいくつもあります。
 今回はブラック企業とカルト宗教の類似点を含めて書評してきたいです。

 

 この本は宗教に嵌っている人にとどまらず、ブラック企業貧困ビジネスに苦しんでいる人。あるいはそれらに関わっている人に読んでもらいたい1冊ですね。
 苦しんでいる人には脱出の手がかりとなり、今は問題なくても今後気をつけることとしてお役に立てれば良いです。

 


「カルト宗教信じていました。」を読むべき人
ブラック企業貧困ビジネスに苦しんでいる人
・人を洗脳するやり口から身を守りたい人
・身近な人がカルトやブラック企業に取り込まれている人

 


宗教や貧困ビジネスブラック企業にハマりやすい人とは?


 ブラック企業もカルトでもそうですが、以下の人がハマりやすいと思います。▼

 

   ・真面目で気が良い
 ・精神的に弱っている
 ・弱い立場にいる
 ・孤独な人
 ・素直すぎる人
 
 本書たもさんはエホバに入ったのはお母さんからでした。
 たもさんのお母さんは育児や家事で忙しくしている時にエホバと出会い、エホバに嵌っていきました。

 

 貧困ビジネスや詐欺商品もそうですが、基本的には夢みたいなことを言ってくるのが常套手段ですよね。「悩みが一気に解決する」とか「1ヶ月で○○稼げる!」とか。

 

 ブラック企業も人が良かったり、真面目な人がハマりやすいというのは僕も目の当たりにしたことがあります。就労経験があるニートや引きこもりやうつ病の人も真面目な人が多いと「希望のニート」にも書かれています。▼

www.takoyaki-blog.com

 

 ブラック企業貧困ビジネスで搾取したり、カルト宗教に取り込もうとしている人たちは、基本的に上記で挙げた人が多いです。

 それを踏まえた上で、次は教祖に従うように洗脳するやり口を説明します。
 

ブラック企業とカルト宗教の共通のやり口

 完全に僕の主観になりますが、以下の特徴が多く当てはまる組織はカルト宗教的な要素があると思って良いです。▼

 

  
・人格破壊

・組織外の価値を完全に否定する
・周りの人の相互監視が常態となっている

・組織内で共通の敵を作っている
・飴(報酬)と鞭(罰)が絶妙
・言葉を含めた暴力が非論理的でも正当化されている
・自分がいる環境がヤバイことに自覚がない人が多い

 

 長くなってしまいましたが、いかがでしょうか。
 ブラック企業経験がある人には思い当たる節が多いはずです。

 僕もブラック企業に1年いたことがありますが、実に本書でも書かれているような環境がいくつかありました。

 

 第一に外の価値観は全て排除され、組織内だけの価値観が絶対視されています
 エホバだったら、エホバの偉い人たちの言うことが絶対。ブラック企業だったら上司の言うことが絶対。疑うだけで批判されますよね。


 さらにその組織の価値観を刷り込むためには、成人くらいなら今まで培っていた価値観を破壊する必要があります。ブラック企業だと「だからお前は駄目なんだ!」といった人格否定です。


 悪質なことに、子供の場合だとまだ既存の価値観というものが形成されていないので、成人より簡単に刷り込ませることができます。個人的にはこれが一番恐ろしい。


 

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 このような価値観を刷り込んだ人たちに連帯感を持たせることで、より強固な信者を作り出すことができます。その連帯感を出すには仮想の敵を作り出すことです。
 エホバだったらサタンですね。全てはサタンが悪いということにして、自分を脅かす敵としてみなし連帯感を強めていくのです。人の悪口を言い合うと連帯感が強まるのと似たような感じですかね。
 
 後は疑問を抱いた人間や、組織の意にそぐわない行動をした人間に鞭(罰)を与えたり、組織に都合の良いことをすることで飴(報酬)を与えることでより深みへ落としていきます。そこに相互監視を絡ませると完璧。洗脳の完了です。

 

 こうすることで組織の上が何やっても正当化され、組織の構成員は洗脳の自覚はもちろんのこと、モラルも判断基準も壊れていき組織の一部となるのです。

 

 何が怖いって、重症の場合だと自覚がなくなってしまうこと。
 上記のような環境で、強い疑問が生まれたらすぐさまそのような環境からは身を引くことが一番です。現実はそれがうまくいかないから問題なのだけど。。。 

 

全てが悪というわけではないが、犯罪の隠れ蓑に使われる。

 しかし、このようなおかしな環境でも救われるような人たちは一定数います。それは僕は否定できないことです。自分の心が壊れてしまわないようにするために何かを信じる。それはそれで1つの生存戦略であると僕は思いますよ。


 人の精神は脆いところがあるので、自分が自分でコントロールできなくなったらそのようなものに身を預けてしまう場合はあると思う。

 

 だけどそんな人の弱い精神を利用して、犯罪の隠れ蓑に使われる事例は非常に多いです。ブラック企業はもちろんのこと、エホバでは子供の虐待が正当化され、性的虐待の隠れ蓑にもなっているところがありました。

 

 映画「スポットライト 世紀のスクープ」でも宗教を隠れ蓑とし、子供を虐待する話があります。ちなみにこの映画は実話がベースとなっているので、興味がある人はぜひ見てみてください。▼

 

 

 正直このような犯罪は個人的に最も卑劣で下衆な行いだと思います。
 1つでもこのような犯罪が減ることを祈るのみです。

 

カルトやブラック企業から身と心を守るためには

 色々考えましたが、一番大事なのは

 

 「なるべく孤独でいないこと」です。

 

 自分では正常な判断が出来ないということは、自分には正直期待できません。客観的な目が得られないのですから。
 そうなると、頼みの綱は他人になります。おかしな組織のことを全く知らないような第三者と友達でいるのが一番良いです。クリーンな目で外から偏見が少なく、物事を判断してくれます。

 

 きっぱり善悪を判断しなくても、誰かがそばにいてくれるというのはそれだけで心強いものです。そのような友達がいれば、心が弱まることを押さえられ正常に近い判断を下せるようになりやすい。

 

 後は、「日頃から自分で考える癖をつけておくこと」です。

 

 インターネットの著名人がこう言ったから、これは正しいみたいな思考が一番カルトにハマると思います。実害は本書やブラック企業のようにでかくはないかもしれませんが、養分にされることも十分にあり得ます。

 

 「間違っても、多少非論理的でも自分の頭で考える。」
 「孤独でいないこと。」

 

 この2つが大事なのではないかと思います。
 

まとめ

 自身のブラック企業経験や、現代のニュースやインターネットを見ていると本当に小規模なりのカルトがいくつかできてるのではないかと思います。

 

   全てがヤバイというわけではないですが、自分で考えていかないといつまでも他人に振り回されてしまう。

 

 今回の本は、自分にとって上記ようなことを考えるきっかけとなった良い機会でした。最後にこの本を出版し、赤裸々な体験談を語ってくれたたもさんの勇気に敬意を表します。素晴らしい本ありがとうございました。

【感想】デヴィッド・フィンチャー監督による映画「ゲーム」は壮大なトリックが好きな人にオススメ!

 

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 どうも、タコヤキです。
 今回はサスペンス映画のレビューです。

 

 「ファイト・クラブ」や「セブン」で有名なフィンチャー監督によるサスペンス映画「ゲーム」です。

 

 ▼現在アマゾンでは輸入盤ぐらいでしか手軽に買えません、、、。

(DVD版は何故か高いです2018年11月現在)

 

 

 壮大なトリックが売りのサスペンス映画。
 主人公は弟からある会社のサービスを受けるのですが、これがなんともきな臭い。
そしてそのサービスを申し込んだ主人公は、自分の周りで不可解なことばかりが起こるようになります。

 

ーー映画「ゲーム」の見どころ
・最後まで何が起こるか分からないストーリー
・壮大なトリックが楽しめる
・大きなどんでん返しがある

 

ーー映画「ゲーム」はこんな人にオススメ!
・サスペンス映画が好きな人
・最後にどんでん返しを期待している人
フィンチャー監督作品が好きな人

 

基本情報

「ゲーム」
監督:デヴィッド・フィンチャー(セブン、ファイト・クラブ
脚本:ジョン・ブランカトー
   マイケル・フェリス
製作:スティーヴ・ゴリン
   セアン・チャフィン(セブン、ファイト・クラブ
製作総指揮:ジョナサン・モストウ
出演者:マイケル・ダグラスブラック・レインアントマン
    ショーン・ペンミスティックリバー、21グラム)
    デボラ・カーラ・アンガーサイレントヒル
音楽:ハワード・ショアロードオブザリングスキャナーズ
公開日:1997年
上映時間:128分
   

簡単なあらすじ

 実業家ニコラスは48歳の誕生日に、弟のコンラッドからCRS社主催の“ゲーム”の招待状をプレゼントされる。最初は馬鹿にしていたニコラスだが、「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という謳い文句にひかれてゲームに参加することにする。やがて、ブリーフケースの鍵の紛失、スキャンダルの発覚、CRS社のオフィスの消滅と、奇妙な出来事がニコラスの周りで次々に起こり始める。トラブルは次第に加速していき、遂には生命の危機にさらされることになる……。(Yahoo!Japan映画より引用)


感想:確かに壮大なトリックだが、ちょっと強引すぎたかも!

 サスペンス映画であり、トリックも壮大です。これだけで気になる人は多いのではないでしょうか。実際に最後までどう転ぶのか分からないので、ワクワクはしますね。

 

 内容的に映画「スティング」のような感じです。

 けど、「スティング」の方が断然レベルが高いと思います。

 

 と言うのは、いかんせんトリックが無理やりすぎる感が否めないんですよね。

 壮大なんですけど、僕は肩すかし喰らいました。

 

 いや、だって最後に彼が出てきたら僕だったらぶん殴ってますよ(笑)

 父親のトラウマの克服とかそういうのを含めてね。だってタチ悪すぎじゃないですか、あんなの。っていうかどんだけ金持ってんだよって感じ。普通に参加している人間たちも意味がわからない。大抵の人はやってらんなくなると思うけど(笑)

 

 「ゲーム」はワクワクはするけど、結末見ると結構がっかりするところが僕にはありました。ネタバレ知ってたら絶対に見なかったでしょうね。

 

 後は主人公の過去のトラウマがフラッシュバックでしか再現されていないので、いまいち感情移入しにくいです。だからラストシーンも見ていてポカーンとなるし、納得がいかないのかなぁと思います。

 

 もうちょっと丁寧に仕上げていたら「スティング」と並ぶレベルのサスペンスになったかもしれませんね。良いところよりも良くないところが目立つ映画だなぁと思いました。フィンチャーだから期待していたんですけどね。

 

フィンチャー監督「ゲーム」はネットフリックスで見れます。

 「primeVideo」、「U-NEXT」では配信されていませんでした。(2018年11月)

 

今回は以上です。

ーそれでは、また。

 

 

 

 

【感想】ウディ・アレン監督「ミッドナイト・イン・パリ」は文学とロマンが好きな人にオススメ!

 

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どうも、タコヤキです。
久々の映画レビューとなります。

 

今回はお洒落でロマンある映画です。
ヴァンアレン監督「ミッドナイトインパリ」

 

 

小説を書いてる青年が、過去のパリにちょっとしたタイムトリップ。そして、過去の文豪たちと出会う話です。

 

ーー「ミッドナイト・イン・パリ」の見所
・ロマンス溢れる美しさ
・実際の文豪たちのやり取り
・綺麗で無駄のないストーリー

 

ーーこんな人にオススメ!
・文学が好きな人
・ロマンチックな映画が好きな人
・ヴァンアレン監督が好きな人

 

予告映像


映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編

 

基本情報

ミッドナイト・イン・パリ

監督:ウディ・アレンアニー・ホール

脚本:ウディ・アレン

制作:レッシィ・アロンソン(ブルージャスミン

   スティーブン・テネンバウム

    ジャウメ・ローレ

製作総指揮:ハビエル・メンデス

出演者:オーウェン・ウィルソンアルマゲドンエネミー・ライン

    レイチェル・アン・マクアダムス(スポットライト 世紀のスクープ)

    マイケル・シーンアンダーワールドシリーズ)

    マリオン・コティヤールインセプションダークナイトライジング)

    カーラ・ブルー

    エイドリアン・ブロディ戦場のピアニストプレデターズ

    キャシー・ベイツミザリータイタニック

上映時間:94分

公開日:2012年(日本)    


簡単なあらすじ

 ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。(Yahoo!Japan映画より引用)


感想:ストーリーは簡潔だが、趣深いお洒落な映画!

 

 昔のパリにタイムトリップして、過去の文豪たちと交流する話です。

 すごいシンプルながらも、優しさと切なさがこみ上げてくるようなロマンチックな映画でした。パリの町並みが美しいですね。これだけ見るだけでも楽しめる気がします。

 

 シンプルな話なので、この映画伝えようとしているものはすぐに気がつくと思います。それは、過去に憧れていると現在を台無しにしてしまう。ということですね。

 

 文学が好きな人にかかわらず、映画も好きな人って基本的には今の映画よりも昔の作品を好きな作品。あるいは名作とする人が多いと思います。僕もその1人です。黒澤明とか好きだしね。現代で言ったら懐古厨かな笑

 

 主人公は現代が不満すぎて、過去に生まれてきたらよかったのに!って思っています。ですが、実際に過去にタイムスリップして、そのタイムスリップした時代にも過去に憧れる人に出会うのですね。そこで、主人公は自分と重ねて現代を生きなくてはならないと変わっていくのです。

 

 現代はいつも不満です。みんな何かに不安で何かに不満を持っています。それが現代だし、それが人生。いつの時代もそれは変わりません。何かを変えたくてずっと現代は不満だったのです。主人公はそんな自分と世界を改めて、現代を受け入れていったのだと思います。

 これはいつの人にも共通して心に刺さるテーマですよね。そのテーマを映像的に美しく、舞台にこだわり無駄なものを削ってできたのが「ミッドナイト・イン・パリ」ではないかと思います。

 とにかくこの映画は無駄が少ないです。映像も美しく、テーマも明確だしどの年齢層にも刺さる映画でした。これは話題にならないはずがありません。

 

 よくある話なのですが、とても丁寧に繊細に描かれているのでとても安心してゆったりと見ることができます。ロマンチックだけど大人の映画って感じ。

 

 ロマンチックで大人な映画「ミッドナイト・イン・パリ」。ぜひ、落ち着いた時に見てみてください。

 

 

ミッドナイト・イン・パリ」が好きな人はこちらの作品もオススメ!

・「ラ・ラ・ランド

・「マンチェスター・バイ・ザ・シー」 

・「午後8時の訪問者」

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*「ミッドナイト・イン・パリ」はネットフリックスでも配信されています。 

 

【感想】サスペンス映画「午後8時の訪問者」は静かで大人な雰囲気な映画が好きな人にオススメ!

 

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 どうも、タコヤキです。
 久々に映画のレビュー記事を書きました〜。

 

 今回の映画はジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の「午後8時の訪問者」という映画です。

 

 サスペンス映画なのですが、衝撃的な展開やあっと驚くような話ではありません。
 もっと繊細で静かな大人の映画って感じです。

 

 というわけでサスペンス映画として期待している人は肩透かしくらうかも。
 情緒あるヒューマンストーリーとか好きな人にオススメな映画です。
 ワイン片手に見たい人はぜひ見てみてください。

 

*現在ネットフリックスにて配信中です。
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予告映像


ダルデンヌ兄弟の新作!映画『午後8時の訪問者』予告編

 

基本情報


 『午後8時の訪問者』
監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
脚本:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
制作:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
   ドゥニ・フロイド
制作総指揮:デルフィーヌ・トムソン
出演者:アデル・エネル(黒いスーツを着た男)セザール賞
    オリヴィエ・ボノー
    ジェレミー・レニエ(ある子供)
    オリヴィエ・グルメダゲレオタイプの女)
上映時間:106分
公開日:2016年
カンヌ国際映画祭出品作品

簡単なあらすじ

 街の小さな診療所で働く女性意識ジェニー。ある日、診療時間をすぎた午後8時に来客のベルがなるが、ジェニーは診療時間外のため無視してしまいます。ところが後日、警察がジェニーの診療所にやってきました。午後8時に診療所を訪ねてきた女性が、遺体となって発見されたのです。女性の死に責任と良心の呵責を感じたジェニーはその少女の素性をおっていきます。そこで彼女が見た真実とはー。

 


「午後8時の訪問者」の見どころ
・大人のサスペンス映画
・登場人物の繊細な心理描写
・落ち着いた大人の映画

 

こんな人にオススメ!
・静かで落ち着いた雰囲気の映画が好きな人
・ヒューマン映画が好きな人
・登場人物の描写が丁寧な映画が好きな人

 

こんな人には勧められないかも
・あっと驚くサスペンス映画を求めている人
・派手なものを求めている人

 

こんな作品が好きな人にオススメ!
・「マンチェスター・バイ・ザ・シー

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・「さざなみ」
・「ペンタゴン・ペーパーズ」

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感想:とにかく大人!静かだけど人物の繊細な描写が美しい映画

 最初はバリバリのサスペンス映画と思っていたのですが、サスペンス要素はほとんどないと言っていいですね。。。
 これヒューマンストーリーです。これ重要。

 

 というわけで、サスペンス映画というよりは人物の描写や関係を見ていった方が楽しめると思います。派手さはないですが、登場人物のほとんどが非常に繊細で後ろめたいことをしているので、そのことを踏まえてみていると面白いです。


 それにしても驚くのは、主人公ジェニーの大人っぷり。
 彼女は医者であり、しかも仕事っぷりをみる限り周りからの信頼も厚くかなり優秀な模様。だからこそ責任感が非常に強い人物であることわかります。
 そのために自分が「あの時こうしておけば・・・」という場面で、彼女が涙を流したのもこの責任感の強さと気丈さから溢れ出るものです。

 

 だからこそジュリアンが医者の道を諦めた時には、執拗にジュリアンの元に連絡をとっていたのだと思います。恐らくジェニーはジュリアンに対しての教育もしっかりしていたものだったのでしょう。だからこそジェニーにとっては、ジュリアンが医者の道を諦めたのが中々受け入れなかったのだと思います。だから執拗に連絡をいれていた。

 

 ところが、ジュリアンの口から語られる医者をやめる理由は彼女が手のつけようのない過去からでした。
 医者として命を預り人々を助けてきたジェニーでも、自分では救いようのない事実が8時の訪問者と同じようにあるわけです。
 他にも8時の訪問者の事件に関連した人物はみなジェニーの診療所に来るのですが、彼らは後ろめたいことや話したくないことがあり、みなどこかしら心を病んでいるのです。


 しかしその心の領域はジェニーには治せないという残酷な現実がある。
 そんな葛藤を彼女は抱き続けているわけです。

 

 それでも彼女はめげず映画を終わった後も診療所で医者を続けていきます。
 そして最後にはとある悲しい過去を持った女性を抱きしめて、医者の仕事を続けていくところで映画は終わります。

 

 そんな彼女の気丈さは非常に美しく、立派な大人の姿です。
 そして他者との理解できない部分とは、 抱擁という一時的な形でしか癒せないという切なくも優しく、ジェニーの覚悟と希望がある終わり方だったのではないでしょうか。

 

 というわけでこの映画はカメラの動き的にも視点的にもジェニーという1人の大人の物語なのです。

 

今回は以上です。
ーそれでは、また。

 

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