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醜くも美しい物語。今村昌平監督映画「うなぎ」感想

 

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 どうも、タコヤキです。
 久々に邦画を見ました。「復讐するは我にあり」の今村昌平監督の「うなぎ」という映画。


 

 

  プライムビデオにはありませんねぇ・・・。

  DVDの表紙的にさわやかな映画を想像していましたが、開始10分くらいで・・・

 「あ~、そんな感じですか・・・」

 ショッキングなシーンが流れます。

 

 でも、その後は少しさわやかになりました。小津安二郎の映画に毒をいれた感じですよ。非常に丁寧で繊細な人間描写で、これぞ邦画の持ち味のひとつなのではないかと思います。最終的には非常に気持ちのよい映画になりますので、ぜひ見て下さい。


基本情報

 「うなぎ」
 監督:今村昌平
 脚本:今村昌平
   :天願大介(十三の刺客)
   :富川元文
 原作:吉村昭
 製作総指揮:奥山和由
 出演者:役所広司(CURE、それでもボクはやっていない)
    :清水美砂(湘南暴走族)
    :柄本明セーラー服と機関銃
    :倍賞美津子復讐するは我にあり
    :田口トモロヲGANTZ
 音楽:渡辺晋一郎(影武者、まあだだよ
 配給:松竹
 上映時間:117分 完全版:134分(完全版の存在を今知りました)
 公開日:1997年

 

簡単なあらすじ

 ある日、サラリーマンの山下に1通の手紙が届けられた。手紙の差出人は不明で、内容は山下の妻が不倫しているというものだった。半信半疑の山下だったが、夜の釣りの帰りに知らない男と妻が情事に耽っている様子を目撃してしまう。山下は怒りで妻を刺殺してしまう。8年後、出所した山下は昔自分が飼っていたうなぎを警官から渡され、うなぎと共にひっそりと理髪店を始めることになった。


「うなぎ」の見所
・丁寧で繊細な人間描写
・エグくも、やさしいストーリー
・どこか懐かしさを感じさせる情景

 


「うなぎ」はどんな人にオススメ?
・昔の邦画が好きな人
今村昌平が好きな人
・ヒューマンドラマが好きな人

 


こんな人には向いていないかも
・邦画が苦手な人
・ヒューマンドラマが苦手な人

 


こんな作品が好きな人にオススメ!
復讐するは我にあり今村昌平
東京物語小津安二郎
HANABI(ビート武)

 

感想:醜いところもあれど、綺麗で優しい映画だった

 見初めて30分くらいの僕→「ほげぇ・・」

 全部見終わった後→「いい映画だった」

 

 全体としてはこんな感じでした(真顔)

 全体的にストーリーも役作りも丁寧で見ていて安心できます。なんとも言えない優しさに包まれて、ほっこりした。

 

 タイトルのうなぎは主人公の憧れでもあり、象徴なんだろうと思います。

 

 うなぎのいる水槽に少し主人公らしき人物が小さく見えるんですよ。ずっと水槽から出られない、自分の本心を押し殺している主人公を象徴している。

 

 これが最後らへんの喧嘩のシーンになった時、水槽が派手に割れるんですね。これが、主人公の精神的な解放を示しています。

 

 うなぎは泥だらけになりながら、親も誰かわからずに赤道へ行き、川に戻ってきます。妻を殺してから死んだ精神が主人公に戻ってきたのでしょう。そういうことで、うなぎは主人公の精神の象徴だと思うのです。

 

 優しさと生きる上での理不尽を乗り越えた強くて優しさに溢れた映画でした。本当にほっこりした。役者の人も素晴らしい演技でしたし、お手本にしたいて感じの映画だと思います。こういう邦画もっとでろ!

 

 最近はこういう邦画がないからなぁ、、、。たまにはこういうのもいいのに。


 今回は以上です。
 ーそれでは、また。