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弱者をさらに追い詰めてしまう。ケン・ローチ監督、「わたしは、ダニエル・ブレイク」感想

 

どうも、タコヤキです。

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」の感想です。

かなり心がえぐられる映画です。

日本で言えば、生活保護の申請を突っぱねられた場合とかにありそうな感じ。

かなり社会的な映画であるのと同時に、人間賛歌が非常に詰め込まれた泣ける作品です。

 

 

 ~簡単なあらすじをwikipediaでチェック~

わたしは、ダニエル・ブレイク - Wikipedia

 

 

「わたしは、ダニエル・ブレイク」はどんな人におすすめ?

・ヒューマンドラマが好きな人

・優しいが悲しい物語が好きな人

・社会風刺物が好きな人

 

 

~逆にどんな人にはすすめられない?~

・映画はアクション物しか見ないよっていう人

生活保護とかにマイナスなイメージしかない人

(それでも見て欲しい)

 

 

~どんな作品が好きな人にオススメ?~

・健康で最低限度の文化的な生活(漫画)

・ヒューマンドラマ全般(マイ・フレンド・フォーエバー、今を生きる、グラン・トリノetc)

 

 

 

 

~物語について~

 

 非常に胸を打たれる映画でした。

本当にそれ以外のことが言えなくなる気持ちになります。

 

 イギリスが舞台なのですが、日本でも通ずるところがあるのではないでしょうか。

日本では生活保護や格差、貧困問題が現在盛んです。

 

 ちなみに生活保護のリアルはこの漫画がオススメです。こちらは社会勉強にもなりますので、ぜひ手にとってみてください。

 

www.takoyaki-blog.com

 

普通に生きていただけなのに惨めな生活へ追いやられてしまうこの辛さ・・・

 

この映画は監督のケン・ローチの怒り、そして人間の尊厳と強さが静かに描かれています。

 

 一番良かったと思うところは、ダニエルが生活のために体を売ってしまったケイティに泣きながらそんなことやめてくれとケイティを抱きしめたシーンです。

 

 ダニエルのこの行動が無ければ、ケイティは身も心も闇に落ちていってしまったはずです。それは人間の尊厳を捨てるのと変わらない事。

 

 ダニエルはそれを泣きながら真っ直ぐに否定し、ケイティを抱擁したのです。

このシーンは本当に心ゆさぶられます。人間の尊厳を強く肯定し、守ろうとする素晴らしいシーンでした。

 

今の時代にこんなことをまっすぐに言える人間なんてどれほどいるのだろうか、と思いました。

 

 

~キャラクターについて~

 

登場人物の多くはいわゆる社会的弱者です。

日本だとこういうのは自己責任だっていう風潮がありますから、ひどいものだと思います。

色々な経歴を持つ人がいますが、ほとんどの人は明かされません。

喋りたくないという人も多いでしょう。

その中でダニエルはかなりまっすぐなキャラクターでした。

時代についていけない感じがなんとも人間らしくて素晴らしい役だったと思います。

 

 

~まとめ~

最後のセーフティネットセーフティネットとして機能しなかったり、逆に人を追い込んでしまうシステムはやはり改善されるべきです。

 この映画は現状の制度の批判でもあります。

 しかし一番主張したいのは人間の尊厳についてですね。

 果たして、これからの時代人間の尊厳が尊重されるのか、それとも血を流しながらも生産性をあげていくのか。

 

 人間にとって不幸にならない社会になることを祈るばかりです。

 

 

今回は以上です。

ーそれでは、また。