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恐怖の疑心暗鬼。ホラー映画『ウィッチ』感想!

 

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 どうも、タコヤキです。


 今回も割りと新しめの映画です。キリストを主軸とした中世のホラー映画って感じです。魔女をテーマにしています。
 その映画とは「ウィッチ」です。アマゾンビデオだとさくっと見れますね。

 

 

 

 かなーり難しめなホラー映画となってますね・・・。
 聖書くらい読んだことあるよね~的な。けど、キリストとかようわからんという人でも、大体の内容は掴めますからそこは安心してください。 


 日本人にはちと向いていない映画かもしれませんね。見る人を選ぶ映画だと思います。しかし、かなり珍しい形のホラー映画ですので、オカルト・ホラーというジャンルに分類で見たほうが良いと思います。

 

基本情報

  『ウィッチ』
監督:ロバート・エガース
脚本:ロバート・エガース
製作:ジェイ・ボン・ホイ
   ラース・カスダン
出演者:アニャ・テイラー・ジョイ
音楽:マーク・コヴェン
上映時間:93分
公開日:2017年7月

 

簡単なあらすじ

 1630年、ニューイングランドキリスト教徒であるウィリアムとキャサリンの夫婦と子供たちはキリスト的な生活を送るために、村のはずれの森の近くにある寂れた場所に引っ越した。
ある日、子供の一人であり赤ん坊であったサムが何者かに連れ去られてしまい、行方不明となる。悲しみにくれるなか、娘のトマソンが犯人で、魔女なのではないかと疑われていく。この事件がきっかけで家族は疑心暗鬼となり、狂気へと走っていくー。

 


 『ウィッチ』の見所は?
 ・不気味さが半端ないホラー
 ・主役綺麗すぎ
 ・宗教的な要素がバックホーンにあるところ

 


 どんな人にオススメ?
 ・ホラー物が好きな人
 ・宗教的要素がある映画が好きな人
 ・疑心暗鬼ものが好きな人

 


 どんな人にはオススメできない?
 ・宗教的要素が苦手な人
 ・はっきりとした答えがない映画が嫌いな人

 


 どんな作品が好きな人に向いている?
 ・遊星からの物体X(ジョン・カーペンター版)
 ・パッション(メル・ギブソン監督)
 ・沈黙(マーティン・スコセッシ監督)

 

 感想:不気味さが半端ない宗教的ホラー映画

 この作品は終始暗い話です。
 まず登場人物が家族だけだし、森のはずれのところで生活しているシーン以外はほとんどありません。閉塞感がすさまじいのです。

 

 その中で魔女らしきものが、子供をさらっていくところや、悪夢を体現したかのような描写は非常に生々しく、生理的嫌悪感を抱かせます。

「うおぇぇっ」ってなる。吐きそうな感覚です。(笑)


 このあたりの映像描写は圧巻でした。マジで気持ち悪かったもん。サイレントヒル超リアルにしたらあんな感じになりそう。
 
 なにより恐ろしいのは魔女をテーマにした家族間の疑心暗鬼。
 これまでの不満が除々にあらわになっていくのは、心苦しく、嫌悪感を抱く。
 さらには子供たちのヒステリックな泣き声と叫び声が負の感情を沸騰させる。

 

 全体的な話としては、まぁやっぱりバッドエンドに直行します。あれでハッピーエンドを思い描く人はおそらくいないでしょう・・・。
 話的に結構曖昧になった部分があるので、そこがもやもやしたっていう人は多いのではないかと思います。

 

 魔女とは結局なんだったのか。
 子供たちをさらったものはなんだったのか。
 ラストシーンは何を意味しているのか。

 

 こんなところが疑問に思い、もやもやした気持ちが残った人は多いのではないでしょうか。

 

 魔女に関しては実在しているかしないかは重要ではないと思うんですよね。
 これは魔女がいると人々が思い込んだら魔女という存在は成立するということで、疑心暗鬼はその過程なんでしょう。
 幽霊とかも似ているような話が多くあります。夜の学校で怖い雰囲気になったら、少しの音が幽霊の仕業に感じられたり、階段1段高くなってるとかは単に数え方が違っているだけとか。
 
 人間は正体不明の不安に駆られると、実体のないものをを人に投影して、魔女に仕立て上げるという習性があるのでしょう。実際に歴史ではそのような事件がいくつかあります。ありもしない噂を流したり、拡散されていくのも類似している事柄だと思います。


 気になるのはラストシーン。


 あれは何を意味しているのかは、本当に人によって解釈が異なるかと思われます。
 キリスト的要素を考慮すると全然違った解釈があるかもしれません。 
 あれは贖罪なのか、開放なのか、キリストの下に逝けたという意味なのか。

 

 僕は人間界の疑心暗鬼の世界から、開放され主の下に逝けたという解釈をしています。もうあんな身内で疑心暗鬼する必要もないし、魔女の存在に惑わされることもない。
 

 だからラストで彼女は笑顔だったし、浮かんでいったのではないかなーと思っています。

 

 この辺の解釈はキリストを知っている人とそうでない人で分かれるかもしれません。
 他の人の解釈も聞いてみたいところです。

 

まとめ

 というわけで、『ウィッチ』はオカルト・ホラー的の魔女をテーマにした疑心暗鬼の映画でした。シナリオ的な怖さもさることながら、映像的な怖さもしっかりと味わえますので、ぜひ見て下さい。これはかなり新鮮なホラー映画ですよ。こういう映画が現代で現れるということ事態が貴重なのかもしれない・・・

 

 今回は以上です。
ーそれでは、また。

激強殺し屋再び!アクション映画『ジョン・ウィック2』感想!

 

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どうも、タコヤキです。
とりあえず、まだ感想書いていないやつを書いていこうと思います。
まずはこれ。「ジョン・ウィック2」。アマゾンビデオでレンタルも購入もできますよ~

 

 

 

 前作、「ジョン・ウィック」の直接的続編です。前作の感想も書いてますので、きになったらぜひ読んでみてください。↓

 

www.takoyaki-blog.com

 


 パッケージ見ても分かるように敵増えてます(笑)漫画版バトルロワイアル2巻の表紙かよ。
 華麗なアクションを見たい人にはオススメな映画ですね。

 

基本情報

 『ジョン・ウィック2』
 監督:チャド・スタエルスキ
 脚本:デレク・コルスタッド
 原作:キャラクター創造
    デレク・コルスタッド
 製作総指揮:ジェフ・ワックスマン
 製作:ベイジル・イヴァニク
 出演者:キアヌ・リーブス
     コモン   
     ルビー・ローズ
     ローレンス・フィッシュバーンリッカルド・スカルチョ(名前長すぎ問題)
     ジョン・レグイザモ
 音楽:タイラー・ベイツ
 上映:122分
 公開日:2017年7月

 

簡単なあらすじ

 前作から5日後(早いです)。愛車を奪い返すところから始まります。こんどこそ殺し家業を卒業できると思っていたが、組織の依頼を断ったら家を爆破されてしまいました。色々と諦めたジョンは仕方なく、組織の依頼を受けることになります。しかしー。 

 


ジョン・ウィック2」の見所
・前作を凌ぐハイスピードアクション
・前作よりもボリューム多めのアクション
・敵多すぎ


どんな人にオススメ?
・アクションが好きな人
・ガンぶっ放しまくる映画好きな人
・キリングシーンが好きな人

 


どんな人にはオススメできない?
・シナリオ重視の人
・前作のような復讐物が好きな人

 


どんな作品が好きな人にオススメ?
ジョン・ウィック
・フェイス・オフ
・エクスペンダブルズ

 


感想:前作よりアクション多め!

 前作から5日しかたっていないのに、普通に戦っているジョンさん。
 なんというかもう前途多難すぎる。引退できるぜーと思っていたら家は燃やされるし。

 今作はシナリオよりもアクション重視の作品となっています。ジョンの葛藤とか心情とかはそんなに描かれていないです。

 

 殺して殺して殺しまくっています!


 ヒャッハー!

  みたいな感じですね。世紀末みているようだった。てかどんだけ組織でかいんだよ。


 シナリオなんてどうでもいいぜ!アクションが派手で長く見られりゃいいんだぜ!っていう人にはぴったりなんじゃないんでしょうか。

 

 ちなみに僕は1の方が好きです。(ボソッ)

 

 けれどラストシーンは好きでしたね。
 一斉に周りの人がジョンに振り向くやつ。あれはかなり映画的にインパクトがあった。
 
 「マジかよ」ってなりました。

 

 ぶっちゃけこのラストシーンがなかったら、普通に酷評したと思います。
 アクションはハイスピードで過激なんだけど、いかんせん同じパターンが多いので、飽きるんですよね・・・。そこをなんとかして欲しかったです。まぁ、みてる分には爽快なんですけど。

 

 というわけで「ジョン・ウィック2」はとにかくアクションと殺しシーンを楽しもうぜ!っていう作品でした。ジョン・ウー的なノリだね!


 アクション映画が好きな人はぜひ見てみてください。
 個人的には1を見た後に見るのをオススメします。
 けどいきなり2から見ても大丈夫です。

 

 今回は以上です。
ーそれでは、また。

韓国映画の傑作のひとつ。「殺人の追憶」感想

 

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どうも、タコヤキです。
またまた強烈な作品ですよ。韓国映画はパンチが凄いっすね。
というわけで、今回はポン・ジュノ監督による殺人の追憶という映画です。

アマゾンプライムなら速攻で見れますよー!

 

 

 

プライムならすぐに見れますし、名作『オールドボーイ』もすぐに見れます。↓

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殺人の追憶」の感想を一言で言うなら・・・「恐怖とともに現実とリンクする映画」

 

基本情報

  監督:ポン・ジュノ

 脚本:ポン・ジュノ

 音楽:岩代太郎

 出演者:ソン・ガンホ

     キム・サムギョン  

     パク・ヘイル

 編集:キム・ソンミン

 上映時間:130分

 公開日:2003年

 

簡単なあらすじ

 1986年の韓国、農村地華城。こののどかな場所の用水路で手足を縛られた女性の遺体が発見される。地元警察のパクは仲間刑事たちとともにこの事件の調査に踏み出す。容疑者に上がったのは、グァンホという知的障害者だった。暴力的な手段で自白を迫るパクたちだったが、警察内部の拷問が問題視され、グァンホは釈放される。しかし、同じ手口の殺人は繰り返されー。

 

 

 殺人の追憶」の見所
 ・誰もが予期しなかった結末
 ・現実の事件との関連性
 ・鳥肌が立つかのような恐怖

 

 どんな人にオススメ?
 ・サスペンス映画が好きな人
 ・実際にあったことを映画にしたものが好きな人
 ・韓国映画が好きな人

 

 どんな人にはオススメできない?
 ・エグい描写が苦手な人(グロくはない)
 ・韓国映画苦手な人

 

 どんな作品が好きな人にオススメ?
 オールドボーイ
 ・灼熱の魂
 ・冷たい熱帯魚

 

感想:こんな恐怖を味わうサスペンスは初めて・・・(ネタバレあり)


 ここまではなるべくネタバレは避けるようにしています。特にこの作品はネタバレすると面白さ激減です・・・

 実際に韓国で起きた事件が元になっているのですが、これも映画を観終わった後に調べるのを推奨します!

 

 多分超、恐怖する

 

 僕はこの映画、まったくなんも予備知識を入れずに見ました。結果、すごい衝撃となりました。この映画は予備知識なしで見たほうが良いです。最初はさわやかな音楽と風景から始まったからこんな結果になるとは思わなかったよ!

 


さてここからはネタバレありです。
まだ見てない人は映画を見てから来てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、この映画の犯人は最終的には捕まらないどころか、正体も不明のままです。
 途中犯人らしき人が暴行を受けてましたが、確かな証拠はなにもありません。彼かもしれないし、彼じゃないかもしれない。


 最後の最後まで謎は解明されず、完全犯罪達成であり、現在では時効も成立しているそうです。つまりこの映画の犯人は映画内においても、そして現実世界においても確かに存在しているのですよ・・・。

 

 主人公が最後に私たち観客を睨みつけているのは、いまだ正体不明で現実に存在している犯人を凝視しているからです・・・。


 正直、最初は本当にあった事件とは思ってなかったし、現実の犯人がいまだ捕まっていないということを知って、凍りつきました。鳥肌が立つというのはマジでこんな感じなんですね・・・。

 

 もし、この犯人がこの映画を見ていたらと思うと・・・。
 考えたくもありません。

 

 この「殺人の追憶」という映画は、一見普通のサスペンス映画に見えますが、蓋を開けて内容の意味を知ると、これほど恐怖に苛まれる映画もないです。
 そして現実とのリンクが映画として衝撃的。こんな映画体験は今までになかったです。

 

 本当に頭をハンマーで殴られたかのような衝撃に陥ります。

 このパワフルさはハリウッドにもないんじゃないでしょうか。とにかく強烈です。

 遠慮が無さ過ぎる。

 

 最近の映画に少し退屈してるっていう人とか韓国映画オススメですね。刺激が強すぎる。「新感染 ファイナルエクスプレス」といい「オールドボーイ」といい。

 

 もう少し韓国映画は掘り起こして、紹介していきたいと思います。

 こんな強烈な作品が一杯あるなら、食わず嫌いで見ないのはマジでもったいないって・・・。

 

 というわけで殺人の追憶でした。次回も楽しみにしてくださいな。

 

  今回は以上です。

 ーそれでは、また。

 

最高の時間を体感しよう。映画「グレイテスト・ショーマン」感想

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どうも、タコヤキです。
いやぁ、本当に素晴らしい映画でした。
グレイテスト・ショーマン

 

すべてが夢中で素敵な時間を体感させていただきました。
劇場で見たほうが絶対良い映画ですね。間違いなく。

楽曲も全体的に良曲ぞろいです。思わず買ってしまいたくなること間違いなし!


 

ラ・ラ・ランド」とか「ハイスクール・ミュージカル」好きな人は超オススメです。

ぜひ劇場で見に行ってください。

 


基本情報

 

 『グレイテスト・ショーマン
 監督:マイケル・グレイシー
 脚本:ビル・コンドン
 製作:ピーター・チャーニン
 製作総指揮:ジェームズ・マンゴールド
 原作:ジェニー・ビックス
 音楽:ジャン・デブニー
 出演者:ヒュー・ジャックマン
     ザック・エフロン
     ミシェル・ウィリアムズ
     レベッカ・ファーガソン
     ゼンデイヤ
 上映時間:105分

 公開日:2018年2月16日

 


簡単なあらすじ

 

 貧乏だったバーナムはサーカスのようなショーのビジネスをすることを決意する。個性豊かな仲間たちを集め、バーナムはショーを成功させていくが、社会や上流階級の人々は彼のやっているショーを認めようとはしなかった。そんななかでもバーナムはショーを続け、ヴィクトリア女王とも謁見する機会を得た。そこで出会ったすさまじい才能を秘めているオペラ歌手のリンドと出会い、より大きな成功を求めてサーカスを譲り、リンドの公演にすべてをかけるようになる。しかしー。

 


 グレイテスト・ショーマン』の見所
 ・大迫力のミュージカルシーン
 ・夢のような王道ストーリー
 ・すべてが夢中になれる映像

 


 どんな人にオススメ?
 ・ミュージカル映画が好きな人
 ・楽曲が良い映画が好きな人
 ・王道ストーリーが好きな人

 


 どんな人にはオススメできない?
 ・私よりはるかに高いレベルでひねくれている人

 


 どんな作品が好きな人にオススメ?
 ・ハイスクール・ミュージカル
 ・ラ・ラ・ランド
 ・バグダッド・カフェ

 

 感想:すべてが夢中になれる素敵な映画


 もう、素晴らしいの一言につきますね。
 こんな直球かつ大胆、繊細なドラマと映像は数年に1度あるかないかのレベルです。歴史が更新したんじゃないかレベルの傑作でした。楽曲もどれも胸を震わすようなものばかり。個人的には「ラ・ラ・ランド」よりも好きですね。

 

 バーナムの視点でシナリオよりも、サーカスの仲間たちのシナリオのほうが僕は好きですね。
 社会から蔑まされ、日陰な日々を過ごしてきた彼らが気持ちよく舞台で歌い、上級階級の人々に負けない気迫で踊り、「これが私だ」と叫ぶ。「フリークス」といわれ続けた彼らが、今まで自分の姿をどこか受け入れなく、ずっと耐えてきた日々を超越する瞬間です。ここは本当に涙が出た。美しい。

 

 現代社会の陰鬱とした雰囲気を吹き飛ばすほどの迫力と意気込み。そして個性を隠さずに多様性に富んだ舞台は本当に力強く、美しい。
 「this is me」は本当に名曲。しばらくこれだけ聞いていたい。

 

 彼らはバーナムのサーカスを家のような場所と言っていたのもぐっときました。
 居場所がなかった彼らは小さなサーカスから自分の居場所を見つけ、自分の人生をはじめ、自分のショーを始めました。
 その居場所がいなくなっても、その心はもう死ぬことはない。
 豪華なものが無くとも、立派な場所がなくとも、彼らはテントから何度もやっていけるし、生きていくのでしょう。


 
 そしてバーナムからは不屈のチャレンジ精神と大切にするべきものを学べます。
 パンを盗むほど貧乏だったバーナムはその持ち前の明るさとチャレンジ精神で成功への道を駆け抜けていきます。(ちなみにバーナムは現実に実在した人物です。)
 失敗してもテントから始め、舞台から降りることをやめない彼の不屈の精神は胸を打たれ、尻を叩かれるようだ。


 そして、成功に目がくらみ本当に大切なものを見失ってはいけないことも示してる。

 あくまで大切にするものを見失ってはいけない。人生で最も尊いものを疎かにしてはいけない。そしてその尊いものは自分が思っているよりも近くに存在している。

 

 見方によっては起業映画にも見えなくないですが、自分の個性を殺さずに、自分が一番大切にしているものを見失わずに、力強く生きていくことを説いているのかもしれません。本当に見るものすべてを魅了し、賛歌するような映画です。

 

 この映画が多くの人の目に触れ、生きる希望と勇気に気がつき、自分の幸福を目指していってほしいと思います。

 

 本当にすべての人に見てもらいたい映画だと思います。名作。

 ぜひ劇場にいって、その素晴らしい体験をしてきてほしいです。

 

 今回は以上です。

ーそれでは、また。

 

 

衝撃の復讐物語!パク・チャヌク監督「オールドボーイ」感想!

 

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 どうも、タコヤキです。


 最近韓国映画に嵌ってきています。最初は全然興味なかったんですが、「新感染 ファイナルエクスプレス」とか、この「オールドボーイ」を見てもっと韓国映画を知りたいな、と思いました。

 

 というわけで、今後の映画感想は韓国映画が増えると思います。その辺の魅力を伝えていくので、よろしくお願いしゃす!

 というわけで「オールドボーイ」の感想です!

 

 

アマゾンビデオでさくっと見れますよ~

 

 


基本情報

 『オールドボーイ
 監督:パク・チャヌク
 脚本:ワン・ジョユン
    イム・ジュンヒュン
    パク・チャヌク
 原作:土屋ガロン 「ルーズ戦記 オールドボーイ
 製作・製作総指揮:キム・ドンジュ
 出演者:チェ・ミンシュク
     ユ・ジデ
     カン・ヘンジョン
     チ・デハン
 音楽・チョ・ヨンウク
 上映時間:120分
 公開日:2003年(十年以上前というのにびっくり)
 
 カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリ シッチェス・カタロニア国際映画祭でグランプリ

 


簡単なあらすじ

 

 平凡な主人公のオ・デスはある日、何者かに拉致監禁されてしまう。その監禁生活は15年に及んだ。そして監禁生活からの解放は突然訪れた。オ・デスは戸惑いながらも自分が監禁された理由、そして誰が自分を監禁したのかを突き止めるために奔走する。だが、彼を待ち受けていたのは衝撃的な事実だったー。


 オールドボーイ』はどんなところが見所?
 ・衝撃的な復讐劇
 ・独特な役者の演技
 ・驚きのシナリオ

 


 オールドボーイ』はどんな人にオススメ?
 ・予想できない衝撃的展開を好む人
 ・サスペンス映画が好きな人
 ・韓国映画に興味がある人

 


 どんな人にはオススメできない?
 ・きっつい話なので、生理的にきつい人はきついかも・・・
 ・韓国映画が嫌いな人

 


 どんな作品が好きな人にオススメ?
 ・灼熱の魂
 ・ミスト 
 ・プリズナーズ

 


 感想:衝撃的で力強い作品!強烈の一言!

 これはかなり強烈な作品でしたね・・・
 なんというかシナリオの破壊力が半端ない!見た時は呆然となりましたね。
 ボディブローのように効いてくるような映画です!

 タランティーノ監督もほめてますよ~。ハリウッドでリメイクもされてますしね。

 

 シナリオだけでも重たく、お腹一杯なのにさらには役者の演技がすごい!すごいというか独特で狂気を感じるほど。登場人物もみんな狂気が入ってますしね。監禁の理由も斜め上ですし・・・。
 
 主人公が犯した罪に残酷で容赦ない罰を与える様子は迫力が本当にすごい!
 なんというか本当映像全体でパンチを繰り出しているような映画なんですよ。本当に。ラストも含みがあり、どのように解釈をすればいいのかは考えどころ。僕は○○を自分で消したと思いますねぇ。

 

 この映画の感想は脳に焼きつきもう一度見たいとなるか、もうこんなエグイ映画ニ度と見たくないといった人に分かれると思います。
 ちなみに自分はこれはもう一回見れば十分です・・・
 そう何度も何度もこんな重たいものを見る精神力は育っていませんよ(汗)

 
 本当はネタバレ全開で感想を書いていきたい気持ちがあるのですが、この映画は本当にネタバレ厳禁で見たほうが楽しめます。ネタバレしたら大金損したと思っていいです。

 

 にしても韓国映画って、感情が爆発的っていうか、強烈なんですよね。比喩とか演出というよりは直接的に体全体で感情を表している感じ・・・。

 これは他の国の映画では中々見れないですね~。映画全体がすごいアグレッシブです。

 

 役者魂もすごいし、渋い人もしっかりとチョイスしてるし、イケメンを使えばいいみたいな発想が微塵も感じないところもいい。あんまり日本では流行ってはいないかもしれませんが、本当に面白いのでぜひ見てみてください。

 

 っていうかこの映画催眠術万能すぎじゃね?

 

 今回は以上です。

 -それでは、また。

現代だからこそ見て欲しい映画。ケン・ローチ監督、「わたしは、ダニエル・ブレイク」感想

 

どうも、タコヤキです。

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」の感想です。

かなり心がえぐられる映画です。

日本で言えば、生活保護の申請を突っぱねられた場合とかにありそうな感じ。

かなり社会的な映画であるのと同時に、人間賛歌が非常に詰め込まれた泣ける作品です。

 

 

 

基本情報

 『わたしは、ダニエル・ブレイク』

 監督:ケン・ローチ

 脚本:ポール・ラヴァーティ

 製作:レベッカ・オブライエン

 製作総指揮:パスカル・コシュトゥー

 出演者:デイヴ・ジョーンズ

     ヘイリー・スクワイアーズ

     ディラン・マキアナン

     ブリアナ・シャン

 音楽:ジョージ・フェントン

 上映時間:100分

 公開日:2017年3月

 

簡単なあらすじ 

 イギリスで大工として働いてきた59歳の男、ダニエルは心臓の病気から仕事を医者にとめられた。働けず収入を得られなくなったダニエルは国の制度を頼もうとするが、複雑化した制度が障壁となり、国の支援を受けることができないでいた。

 そんな中、シングルマザーのケイティと出会い、お互い助け合いながら交流を深めて行く。しかし、冷たい現実は彼らを追い込んで行く。

 

 

「わたしは、ダニエル・ブレイク」はどんな人におすすめ?

・ヒューマンドラマが好きな人

・優しいが悲しい物語が好きな人

・社会風刺物が好きな人

 

 

~逆にどんな人にはすすめられない?~

・映画はアクション物しか見ないよっていう人

生活保護とかにマイナスなイメージしかない人

(それでも見て欲しい)

 

 

~どんな作品が好きな人にオススメ?~

・健康で最低限度の文化的な生活(漫画)

・ヒューマンドラマ全般(マイ・フレンド・フォーエバー、今を生きる、グラン・トリノetc)

 

物語について

 非常に胸を打たれる映画でした。

本当にそれ以外のことが言えなくなる気持ちになります。

 

 イギリスが舞台なのですが、日本でも通ずるところがあるのではないでしょうか。

日本では生活保護や格差、貧困問題が現在盛んです。

 

 ちなみに生活保護のリアルはこの漫画がオススメです。こちらは社会勉強にもなりますので、ぜひ手にとってみてください。

 

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普通に生きていただけなのに惨めな生活へ追いやられてしまうこの辛さ・・・

 

この映画は監督のケン・ローチの怒り、そして人間の尊厳と強さが静かに描かれています。

 

 一番良かったと思うところは、ダニエルが生活のために体を売ってしまったケイティに泣きながらそんなことやめてくれとケイティを抱きしめたシーンです。

 

 ダニエルのこの行動が無ければ、ケイティは身も心も闇に落ちていってしまったはずです。それは人間の尊厳を捨てるのと変わらない事。

 

 ダニエルはそれを泣きながら真っ直ぐに否定し、ケイティを抱擁したのです。

このシーンは本当に心ゆさぶられます。人間の尊厳を強く肯定し、守ろうとする素晴らしいシーンでした。

 

今の時代にこんなことをまっすぐに言える人間なんてどれほどいるのだろうか。

 

 本当にまっすぐな人間愛に満ち溢れた映画でもあり、既存の社会制度を批判した社会風刺的な映画に仕上がっています。先にも言いましたが、これはイギリスでの話しではあるのですけれど、日本でも同じような問題が起きています。

 非効率的なやり方による支援の遅れ。地域のさでの規則の緩み。本当に支援が必要な人にいきわたらず、不正受給が生まれる制度のゆがみ。そして、その批判。

 

 この映画を期にもう一度、社会制度について考えていけたらよいと思います。

 

キャラクターについて

 

 登場人物の多くはいわゆる社会的弱者です。

 日本だとこういうのは自己責任だっていう風潮がありますから、ひどいものだと思います。この映画の人物の場合、病気ですからね!

 色々な経歴を持つ人がいますが、ほとんどの人は明かされません。

 喋りたくないという人も多いでしょう。

 その中でダニエルはかなりまっすぐなキャラクターでした。

 時代についていけない感じがなんとも人間らしくて素晴らしい役だったと思います。

  本当にしっかりとしたセーフティネットが充実していく日を願います。

 

まとめ

 最後のセーフティネットセーフティネットとして機能しなかったり、逆に人を追い込んでしまうシステムはやはり改善されるべきです。

 この映画は現状の制度の批判でもあります。

 しかし一番主張したいのは人間の尊厳についてですね。

 果たして、これからの時代人間の尊厳が尊重されるのか、それとも血を流しながらも生産性をあげていくのか。

 

 人間にとって不幸にならない社会になることを祈るばかりです。

 自分もそのために色々やらなきゃなぁと、思いつつ明日も会社とかに行くのだろう(涙)

 

 

 今回は以上です。

 ーそれでは、また。

 

「パンズラビリンス」製作スタッフによる映画『怪物はささやく』感想

 

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どうも、タコヤキです。

 これもずっと気になっていた映画です!上映館が少ないし、時間合わないしで悔し涙を流したもんですよ。

 それがこれ!『怪物はささやく』。もうアマゾンビデオでも見れますね。

 

 


 さて、この「怪物はささやく」はなぜ気になっていたのかというと、あのデルトロ監督の名作、「パンズ・ラビリンス」の製作スタッフ陣が再結集し、創られたものだからです。
 これだけで、「何っ!」ってなった人も多いと思います。
 そういう人はすぐに見ましょう。マジで。絶対楽しめるはずです!

 

 基本情報

  『怪物はささやく

 監督:フアン・アントニオ・バヨナ永遠のこどもたち
 原作:パトリック・ネス『怪物はささやく
 出演者:シガニー・ウィーバー
     フェリシティ・ジョーンズ
     トビー・ケベル
     リーアム・ニーソン
 音楽:フェルナンド・ベラスケス
 上映時間:108分
 公開日:2017年6月(日本)

 

 簡単なあらすじ

 主人公のコナーは12歳。彼は末期ガンの母親の自宅療法で家事などをやっていました。しかも叔母との仲は悪く、学校でもいじめに合っており辛い日々を過ごしてた。
 そんなストレスのたまる生活からかコナーは母親が地割れした地面の中に吸い込まれていく夢を見るようになります。そしてある夜、コナーの家の庭に大きな怪物が現れました。
 そしてその怪物は言いました。「3つの物語を話し終わったら、最後はお前の真実を語れ」

 


 怪物はささやく』の見所
 ・夢と現実が入り乱れるダークファンタジー
 ・少年の成長
 ・御伽噺のようでリアルな痛々しい映画

 


 どんな人にオススメ?
 ・パンズラビリンスが好きな人
 ・ファンタジー系が好きな人 
 ・少年成長物語が好きな人

 


 どんな人にはオススメできない?
 ・アクションとか求めている人

 


 どんな作品が好きな人にオススメ? 
 ・パンズラビリンス
 ・ヒューゴの不思議な発明
 ・IT「それが見えたら終わり」

 

 IT「それが見えたら終わり」が気になる人はこちらもどうぞ↓

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 感想:虚構が必要だった少年と成長

 パンズラビリンスは傑作ですが、この『怪物はささやく』も良かったですね~
 っていうか僕はこの系統の話が非常に好物なのですよ。ビジュアルも絵本の中にいるようで本当に御伽噺のような演出でした。

 さて、この『怪物はささやく』は『パンズラビリンス』と非常に通ずるところが多くあります。

 

 第一に主人公が子供というところ。 
 第二に過酷な現実があるということ。
 第三に虚構の世界に逃げ込むところ。

 

 「パンズラビリンス」はファンタジーな世界に少女が引き込まれていき、悲劇的な結末を現実では迎えますが、この「怪物はささやく」は前向きな話となっています。
 
 「怪物はささやく」の少年コナーは母の介護と叔母との関係、そして学校でのいじめでストレスフルな生活です。そんな彼の前に現れたのは、コナーを破滅へと導く怪物だと思われましたが、とても優しい怪物でした。

 

 ストレスフルの生活で矛盾した歪な感情を吐き出すために、コナーは夢だと思っている怪物の言う通りにモノを壊したり、いじめっこを病院送りにしたりします。
 そして怪物の物語は進んでいき、いよいよコナーが真実を語るときがきます。

 

 コナーの真実の話は目を背けたくなるような、矛盾した感情。
 母を愛しているが、母の介護から開放されたいという想いがぐちゃぐちゃになって彼の心の中にありました。その真実の感情から目をそらし続けていたコナーは、ようやく自分の本当の気持ちに気がつきます。

 

 そして、その歪な感情を真正面から受け止め、叔母や母ともう一度向き合います。
 そのときの彼はありふれた母を愛する少年の姿でした。

 
 大人びているとはいえ、子供のコナー。過酷な現実を生きるためには物語り、現実ではない虚構が必要でした。パンズラビリンスでもそうですが、過酷の現実を和らげるために子供は虚構に没入します。そうしないと彼らの心が壊れてしまうからです。虚構、物語はその逃げ場でもあるのです。

 しかし、彼の虚構は母の創作した絵本をベースにできています。


 これはどういうことというと、母の遺した物語はコナーを辛い現実から救い、最終的にはコナーを成長に導いてくれるのです。

 

 まるで母親のような優しさと強さをもった物語です。

 

 「パンズラビリンス」では心地の良い逃げ場の意味合いが強かったのに対し、「怪物はささやく」では逃げ場以上に、成長を即すという親のような役割をもっているのです。

 

 そう考えるとこの「怪物はささやく」という作品は、なんと心温まる、愛情に溢れた作品なんだろうと感動を覚えます。

 正直、絶対バッドエンドだろって思ってたので、意外でした(笑)

 

 パンズラビリンスはちょっと鬱だったからちょっと・・・っていう人もこの「怪物はささやく」なら安心して見れるでしょう!
 何よりも構成がしっかりしているし、ビジュアルも美しい。映画でしかできないやり方で、母の愛を描いた本作はまさに、パンズラビリンスと肩を並べる傑作といえるのではないでしょうか。

 

 今回は以上です。
-それでは、また。